この時期にいつもザイラ-夫妻のピアノ連弾コンサ-トのお知らせがくる。
毎年続けていく時もあったけど、ここ2年は行っていないので
今年は行こうと思っている。
場所は京都北部にあり普段は無人駅なのに、
コンサ-トの日だけ特急が臨時停車する。
コンサ-ト会場はもともと福井県にあった古いかやぶきのお寺を
京都の胡麻という所に移築したもので、
日本らしい田舎の風景の中で音楽が聴ける、ほんとに気持ちのいい場所。
会場には町の人達手作りの座布団が敷かれていて、
場所は早く来た人がいい場所に座れる。
そして、コンサ-トの休憩時間には
ザイラ-夫妻がこの地で所有する田んぼで作った塩おにぎりが出てくる。
そのあとのデザ-トは玄米ワインと近所の人達が焼いたパウンドケ-キ。
このコンサ-トには今までいろんな人を誘って行ったことがあるが、
ほとんどの人は一度行ったらリピ-トがない。
原因はもちろんわかっている。
まずは、とても遠いことと、
このコンサ-トの演目のほとんどがメジャ-な曲ではないからだと思っている。
それでなくてもクラシックは眠いのに、知らない曲ばかりだから
心地よい睡魔が必ずやってくるようだ。
とくに、休憩時間の後は殆どの人がこっくりこっくり揺れている。
私は、このマイナ-な曲の中にはピアノを習っていた時に
よく練習していたソナタ曲があったりする。(連弾用にアレンジされているけど)
思わず懐かしくて一音も聞き逃さない気分で聴いてしまう。
そんなだから、眠気と戦うこともほとんどなく、
ずっと聴いていられる。
最後の楽しみは近所の農家の人達が朝採れた野菜や
素朴な食べ物を作って出品しているお店に寄ること。
ここの「胡麻のアイスクリ-ム」がお気に入り♪
それを食べながら胡麻駅までの田んぼ道を散歩がてらに歩く。
今年は誰か一緒に行くかなぁ。
まっ、一人で行くのもよしかな。
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